土木会社・建築会社・設計事務所の役割と違いとは?

新築住宅を建てる際には、「土木会社」「建築会社」「設計事務所」など、さまざまな業者が関わります。それぞれの役割を理解しておくことで、どこに相談すればいいのかが明確になり、コストを抑えながら理想の家づくりを進めやすくなります。

今回は、土木会社・建築会社・設計事務所の違いをわかりやすく解説します。

目次

土木会社の役割|土地を整え、基礎を作るプロフェッショナル

土木会社は、建物を建てる前の「土地の準備」をする業者です。

主な業務

造成工事(宅地造成):傾斜のある土地を平らに整地し、建築に適した状態にする

地盤改良・基礎工事:軟弱な地盤を強化し、建物を支えられる状態にする

外構工事:駐車場舗装、庭づくり、フェンスや門の設置など

排水工事:雨水や生活排水がきちんと流れるように配管工事をする

例えば…

家を建てる前に土地がデコボコしているので、平らにしたい

新築の駐車場をコンクリート舗装したい

庭にウッドデッキを作りたい

こうした場合は、土木会社に相談するのが適切です。

メリット

建築前の土地の問題を解決できる

建築会社経由で依頼するよりも費用を抑えられることが多い

注意点

✖ 土木会社だけでは「家の設計」や「建築工事」はできない

✖ 住宅のデザインや間取りは建築会社や設計事務所と連携する必要がある

建築会社の役割|家を実際に建てる業者

建築会社は「家そのもの」を建てる業者です。

主な業務

建築工事:住宅の建築(基礎・構造・内装・外装)

設備工事:電気・ガス・水道・空調などの設置

施工管理:設計通りに工事を進めるための管理

リフォーム・リノベーション:建物の改修や増築

例えば…

「新築住宅を建てたい」

「キッチンやお風呂の設備を整えたい」

「家の外壁や屋根をリフォームしたい」

こうした場合は、建築会社(工務店やハウスメーカー)に相談するのが適切です。

メリット

✔ 住宅を建てる全体の工事を請け負ってくれる

✔ ハウスメーカーならプランが整っていて、スムーズに建てられる

注意点

✖ 設計の自由度が低い(特にハウスメーカーは規格が決まっていることが多い

✖ 土木工事(造成・外構など)は建築会社経由だと割高になることも

設計事務所の役割|理想の間取りやデザインを形にする専門家

設計事務所は「家のデザインや間取り」を考える専門家(建築士)です。

主な業務

建築設計・デザイン:住宅の間取り、外観、構造設計

施工業者の選定:建築会社を選び、見積もりの比較・調整

工事監理:施工が設計通りに進んでいるかのチェック

例えば…

「注文住宅で、デザインにこだわりたい」

「建築会社の標準プランでは満足できない」

「変形地に家を建てるため、特殊な設計が必要」

こうした場合は、設計事務所(建築士)に依頼するのが適切です。

メリット

住宅デザインの自由度が高い

✔ 施工業者を自由に選べるため、コスト調整が可能

注意点

設計費用が発生する(建築費とは別に支払いが必要)

施工業者を自分で探す必要がある

業者役割主な業務相談するタイミング
土木会社土地を整える造成工事・基礎工事・外構工事家を建てる前に土地を整えたいとき
建築会社家を建てる住宅建築・リフォーム・設備工事具体的に家を建てたいとき
設計事務所デザインを考える間取り・デザイン設計・工事監理こだわりの家を建てたいとき

まとめ|適切な業者を選んで理想の家づくりを

家を建てる際には、「土木会社」「建築会社」「設計事務所」の役割を正しく理解することが重要です。

・土地が未整備なら、まずは土木会社へ相談

・デザインや間取りにこだわりたいなら設計事務所

・スムーズに家を建てたいなら建築会社・工務店

「どこに相談すればいいかわからない…」という方は、まずは 土地の状態をチェックし、土木会社に相談 してみるのがおすすめです!

株式会社優建設では、造成工事・外構工事を行っています。土地の整備や外構工事について、お気軽にご相談ください!

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